*あたしの先生*



何もすることがなくてベッドに寝っ転がってぼーっとしているといつの間にか寝ていたみたい。

「起きろ~」

その声で目がさめると聖先生と祐介さんがいた。

「体調どう?」

「寝たからちょースッキリだよ」

「よっかったな。音聞くから服めくって」

「はーい」

「いいよ。じゃ今から点滴するから」

「無理っ!」

服のすそをギュッと握って意地でも腕を出さないようにする。

「無理じゃない。」

「嫌っ!」

「お前は幼稚園児か」

「違うもんっ!」

「俺はそんなだだこねる高校生見たことないわ」

「‥」

「すぐおわるから頑張ろ?」

そう言って祐介さんに腕を引っ張られる。
反抗するけどやっぱり男の力には勝てない。

「離してよっ!!」

「おとなしくしろって」

ひんやりとした消毒液がつけられる。

心臓のばくばくがやばいよ~