泣くのは簡単だけど、そこで泣いちゃったらわたしはまた、聡に自分の気持ちを押し付けることになっちゃうから。
こんなお願いだって、聡からすれば押し付けられてるって、嫌気がするくらいなのに。
だから、涙は流さなかった。
僅か半月で変わってしまった聡の心を、与えられた半月で取り戻そうなんて、不可能なのは言われなくたってわかっていた。
2人でいられるのは、あと残りたったの4日。
悪あがきも。
必死だったのも。
全部、…好きだったから。
聡のことが、好きだったから。
[結果が3位だったこんな写真、使われるなんて思ってなかった…]
[でも、みんないい笑顔だね]
その変わらない笑顔を、ずっと見ていたかった。
だって…。
…好きだったから。
End.
2009.06.07



