一瞬は今しかないから…。
…写真。勉強しようかな。
そうだね、やりたいことが見出だせたら、少しでも聡に近づける。
お互い気遣いできる。
協力し合って、生活していけるよね。
…そうやって、心のどこかで願わずにはいられない。
だって…。
わたしたちはもう半月、いや…そのずっと前から、終わっているんだから。
多分、一緒に暮らしてから1ヶ月くらいが過ぎたあたりから、もう、聡の心はどこにも見当たらなかった。
『…瞳。俺たち…終わりにしないか?』
『…え?』
『これ以上一緒にいても、お互いが足を引っ張り合って、駄目な気がする』
顔を合わすことも、肩を並べることもなく、自然に寝床は別々になったのが5月に入ってから。



