たったひとことの遠回り

店内にはほとんど他の客はいない。
静かな空気の中で、友紀が話を切り出す。
「じゃあ感想を言うわね。まず、最初のシーンだけど……」
溶けた氷が、ミルクティーの中で綺麗な音を弾かせた。



終わり