Hand in Hand


「それでは!お客様方!楽しい時間をお過ごし下さい!」

さっきの男の子がそういうと仕切りの幕がゆっくりと閉まった。



間宮君は黙ったまま机の下から何かを取り出した。



白い湯気が器から流れるようにもれている。


「何それ。」


愛華がそう聞くと


「液体窒素。テレビとかで見たことない?ここに入れると一瞬で凍るんだよ。」

と、翔君が答えた。
そして、間宮君がまた何かを取り出す。


「え…泡だ!」


間宮君はその泡をすくって液体窒素の中に入れ、取り出した。


「…グラス。」

「え、あ、はい!」


私はさっき貰ったオレンジジュースが入ったグラスを間宮君に渡す。

間宮君は凍った泡を器用にグラスに入れた。


「すご―い。」


そして、胸元にあったお花をまた 窒素の中にいれ、凍ってからグラスに飾った。


「一応、食用花だけど、嫌だったら避けてね。」


そう言って間宮君は私にグラスを渡した。


「すごい。超キレ―…」

「まだ途中ってこういうことだったのね。」


愛華がそう言うと翔君は「正解!」と笑顔で言った。