Hand in Hand


私たちは翔君の方に歩いていき、教室に入った。



教室の中は暗くて、天井にミラーボールが吊り下がっている。
そして、大きな音の音楽と、ホストの男の子たちが盛り上げる声、女の子たちの笑う声が混ざり合っていた。


私たちが戸惑っていると、一人の男の子が近寄ってきて


「いらっしゃいませー!2名様ですか?」


と、言った。


「え?え?」と、私が戸惑っていると

「この子たち、超VIPゲストだから!」

と、私たちの背中の方から翔君が言った。


「なんだよー、翔の連れかぁ。じゃあ、こちらへどうぞ。」


その男の子は私たちを奥の席へと案内した。


私たちが席に着くと、愛華が


「なんか、すっごいお金かかってんね!」

と、言った。

そして、席を案内してくれた男の子が


「こちらがメニューになりまーす!」


と言って、私たちにメニューを渡した。

そこには、お酒の名前がたくさん並んでいた。


「おススメはこれかな。」


翔君が愛華の隣に座りながら、『キャバ嬢セット』というメニューを指差して言った。