「それに、この子に手出すと隆の鉄拳飛んでくるよ。」
翔君がそう言うと、その男の子は両手をあげて、笑顔で一歩下がった。
「冗談。」
翔君は笑って言った。
「つか、隆、中でちゃんとやってんの?」
「あぁ…あれをちゃんとやってんのかって言うと疑問だけど。まぁ、席には座ってるよ。」
「ったく。サービス業だっつーの!」
翔君は教室の中をちらっと覗いて、小さくほほ笑んだ。
私はそんな翔君を見て、その教室の装飾を見た。
そして、看板に視線を移すと
『ホスト&キャバのおうち』
と、書いてあった。
ちょっと待ってよ。男子校だよね?
てか、ネーミング…
「未来ちゃん、愛華ちゃん!」
翔君が教室の中から手招きしていた。
