Hand in Hand



「…あれ…だよね?」

「多分。」


西口を出て目に入って来たのは、大きな門とそこから続く銀杏の並木道だった。


にしても!

何これ!!うちの学校と違いすぎるよ!!!


私たちは門に向かって歩いて行った。


なんか…

立ってる警備員さんも強そうなんですケド…


「未来。翔とはどうやって落ち合うの?」

「えっ!?あ、高等部に着いたら連絡してって。」

「そっか…にしてもさすがK大。キャンパス広すぎ。」

「ね…。」


K高校は幼稚舎から大学まであるエスカレーター式の学校。


しかも!K大は全国トップ級の大学!!


規模が違うとは思ってたケド…

これは
月とスッポンどころか

月とミジンコ?