「あ、見えない?俺もそう思う―♪」 …なんかやっぱり… 軽い…気がする しかも、こういう風に言うのもなんだけど… 「同じニオイがする。」 「ふぇ!?」 「ビンゴ♪まぁ、間宮見てたらそう思うよね―。俺バカっぽいし」 そう言って笑う藤原君はやっぱりかっこよくて、 絶対モテるなこの人。 私はそう確信した。 「翔。」 低い声がホームに響く。