あたしはこんなシチュエーションに慣れていない。 だから、心臓がうるさいくらいドキドキいってる。 どうしよう…… なんて答えればいいの? 海里のことを正直に話すべき? でも…… 親に伝わっちゃったら面倒なことになりそうだし。 うーん…… どれくらい沈黙が続いていたのか、いつまでも真剣に考え込んでるいると。 「ぶはっ!!」 颯斗さんの笑い声が、長かった沈黙を破った。