ヒメ恋~Last Love~

「美加っ!!」


起き上がろうとしたけれど…体力がない今の体では、それすら容易ではない。


彼が、ふらつくあたしの体をゆっくり起こして支えてくれた。


「美加…まだ無理しない方がいい・・・」


彼の顔がすぐ目の前にあって、視線が重なり合う。


「ーー?!美加・・・?」


あたしは自然と体が動いて…彼の首に腕を回し、自分の体を預けていた。


あたしからこんなことしたのも…初めての経験ーー。
でも…ごく自然の出来事だった。


「美加・・・?」


彼は困惑しながらも、両腕をあたしの背に回し、優しく…でもしっかりと抱きしめてくれた。


「初めてあたしの名前…呼んでくれたのね」


本当はさっきから気づいていたーー。


「あぁ…そう言われれば…初めてだなーー」


「ふふ…嬉しい・・・」


「嬉しい?」