ヒメ恋~Last Love~

「美海…そんなに心配しなくても大丈夫よ?あなたの今回の企画、頭の堅い重役たちですら一目置いているんだから」


普段は妹のように感じることが多いけれど、こうやってあたしをさり気なく宥めるところは、やっぱり母親だと思う。


「ありがとう…お母様」


あたしはにっこり微笑み返した。


「ところで今日は…どういう要件で呼ばれたの?お父様の姿は見えないみたいだけどーー」


そう、さっきから周囲を見渡しているけど、父の姿が見えない。


お仕事・・・?


「海斗はついさっき会社を出たそうだから…もう少しで帰ってくると思うわよ」


「そう・・・」


「それと…話は海里が帰ってからするわーー」


「・・・」



まだ隠すのね・・・