「我慢なんてしてないよ。オレはもう昔のオレじゃないんだ。
いい加減な気持ちで手当たり次第に女と関係を持ったりしない。
だから理奈もオレの心配をする必要ないよ」
そう言って理奈のおでこにキスをして部屋を出ようとした。
「キスくらいちゃんとして」
理奈の言葉に一瞬動きが止まるーー。
「ごめん、できない」
そう言ってオレは部屋を出た。
キスくらい…って思われるかもしれないけど、オレは今、キスが特別な行為に思えるんだ。
それは美海と初めてキスをした、あの時からーー
美海と初めてキスをした時、今まで感じたことのない、優しい幸せな気持ちに満たされた。
キスだけでこんなに満たされたことは一度だってなかったのにーー。
それまでオレは、キスは次の行為に進むたむのステップくらいにしか思っていなかった。
いい加減な気持ちで手当たり次第に女と関係を持ったりしない。
だから理奈もオレの心配をする必要ないよ」
そう言って理奈のおでこにキスをして部屋を出ようとした。
「キスくらいちゃんとして」
理奈の言葉に一瞬動きが止まるーー。
「ごめん、できない」
そう言ってオレは部屋を出た。
キスくらい…って思われるかもしれないけど、オレは今、キスが特別な行為に思えるんだ。
それは美海と初めてキスをした、あの時からーー
美海と初めてキスをした時、今まで感じたことのない、優しい幸せな気持ちに満たされた。
キスだけでこんなに満たされたことは一度だってなかったのにーー。
それまでオレは、キスは次の行為に進むたむのステップくらいにしか思っていなかった。

