好きだけど嫌い<短>



時が止まったような気がした。


男子たちが私たち2人が見ていることに気がつくとやべーといった雰囲気でこっちをみていた。


一馬と目が合った。


けれどすぐにそらされた。


あー。もう無理なんだ。


「ちょっと、始業式さぼるね。」


私は少し駆け足で屋上にむかった。


後ろから紗耶香の声が聞こえたけど、たちどまるわけにはいかなかった。


このまま始業式にでれるはずがない。