それからよくその二人のところへ行くようになった。

必然的に私と一馬が二人になる。


最初は気まずくて仕方なかった。

でも、だんだんとまた友達という関係に戻っていった。


「金子~」


「なに?」


なんて、何もなかったように。


だから、また苦しい思いをする。

また優しい君に

かっこいい君に

気づく。

大好きだって気づく。