「それでね、メアドとか知ってよくメールするようになって…」


「好きになったのね、」


「うん」


「できる限りの事はするよ!」


「ありがと~!
絢香ならそういってくれると思ってたの!」


紗耶香は嬉しそうにした。


でも、本当はやりたくなかった。

協力するってことは、一馬と一緒になることがあるかも知れないから。

せっかく忘れそうだったのに。
また友達としてやり直せると思ったのに。

また、苦しむことがあるのかもしれない。



そう思わずにはいられなかった。