紗耶香に好きな人が出来た。 「誰なの?」 「あのね…」 紗耶香が恥ずかしそうに顔を赤らめた。 「誰々?」 「愛貴(アイキ)。」 愛貴と言えば、一馬と一緒にいる奴でしっかりしてそうでしっかりしてないような人。 「なんでまた愛貴?」 私がこんな質問をしたのは、しっかりしてない人は嫌だとか言っていたから。 「絢香が、一馬の事好きで4人で居ること多かったでしょ?」 「うん」