Angel Road

そんなことを思いながら、私は高校2年になっていた。




お母さんは、ずっとあのままで時だけが流れていた。




私は今でも恋をしていない。





「夏弥!!」




「あ、けいちゃん。おはよー・・・ってまだ自転車でがんばっとるん?」





「あ、当り前じゃが。Angel Roadでいい彼氏作るんが目標なんじゃから!」





「そーですかー。でも、その髪じゃ100年の恋からも冷めるわ。」





けいちゃんとは、高校も同じ。





恋に興味のない私と、恋に生きるけいちゃん。





正反対だけど、なぜか落ち着く存在ー。