Angel Road

お母さんのおなかの中に、私がいた時に事故で死んだとおばあちゃんに聞いた。




そして、その事故からお母さんは変わってしまったって。




「・・・お母さん?」





「結婚式は、何着ようかー。ねえ新ちゃんが決めてよー。そんなに照れんでよ。」




写真に向かって、いつも何か話している。




お母さんの時は、あの時止まってしまった。




私を、産んだこともきっと覚えていないー。




「お父さん、お母さんを戻してよ・・・。」