「組か…。」
直人はすばやく自分と花帆の名前をみつけ、さっさと教室に向かった。
2人が教室に入ると、紗季と司の時とは大きく違い、教室中がざわつき始めた。
「かわいいなぁ。」
「あの人かっこいー」
そんな声がいろんなとこから聞こえて来た。
「直人ー。席どこ?」
「えーっと…花帆の席は…
「こっちこっち!!」
声をかけたのは司だった。
「女の子は俺の横だよ!よろしくな♪」
花帆は司に駆けよっていき、
「私、波木花帆。よろしくね♪」
「おぉ。俺は石田司。よろしくな♪」
これが2人の出会いだった。
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