雨の音の中、いつもの帰り道。 今日もできなかった会話。 理由も分からず、ただただ溢れる涙。 『涙よ止まれ』 なんて、心に言い聞かせるほど溢れ出てくるのがこの涙。 諦めて、雨に紛れるしかなかった。 これが6月の、初め。