−休み時間。 みんなが騒ぎ始める。 その中には、ゆうがいた。 ゆうは友達と仲良く話していた。 満面の笑みで。 その笑顔を見せると なぜか胸が苦しくなった・・・。 「詩綺!!どうしたの?」 私は柑奈の言葉で、 現実に引き戻された。 「えっ、あ、ごめん!」 「詩綺変なのー。ははは。」 柑奈は笑って言った。 −キーンコーンカーンコーン。 授業始まりのチャイムがなった。 私は、窓の外の空を見上げた。 考え事をしているうちに もう授業は終わっていた。