朝、初めて元輝の部屋に泊まって元輝と朝を迎えた。

元輝の寝顔を見つめて、改めて綺麗な顔だなと思った。

あたしはベットから出て、ご飯を作り、学校の準備をした。

元輝の家から通うんだと思うと嬉しくてしかたなかった。


「はよ。未波。」


「おはよ。ご飯できてるけど…食べる?」


「…ん。なんか新婚みてぇ」


「バカなこと言わないでよ!」


あたしは赤くなった顔を見られないように台所に行き、ご飯をテーブルに並べた。


「美味そう。」


「食べよ?」


「ん。いただきます。」


そう言って作った料理を食べてくれた。

…どうかな。


「すげー美味い!」


「ほんと?良かった。」


笑顔で美味しいと言ってくれた元輝を見て嬉しくなった。