初恋のキミへ。



「よかったの?」


未波がそう言うとタケたちも俺を見た。


「あぁ。久しぶりだし」


未波はふーんとだけ言い、少し寂しそうな表情で黙り込んだ。


今すぐにでも抱きしめてやりたいと思う俺は最低なやつだろうか。

やっぱり会ってしまうと好きだという感情が意図も簡単に蘇る。いや、弥生を好きになろうと必死になっていただけで未波への想いが消えたわけじゃなかったんだ。


「どっか行くか?久しぶりだし」


黙っていたタケが口を開いた。


「そうだね。あっ久しぶりに高校にでも行かない?」


桃香ちゃんが続けてそう口にし、俺たちは高校へと足を運んだ。

未波はずっと黙ったまま、タケたちの話を微笑ましく聞いていた。

俺はそんな未波をずっと見つめてしまっていた。