誰かの声がする。 小さくてよく聞こえない。 あたし…どうしてこんな暗闇の中にいるんだろう。 あぁ…そっか。 あたしはもう…… もう…元輝に合わせる顔がない。 このまま死んでしまった方が楽かもしれない… 「未波ちゃん?」 誰かがあたしを呼ぶ。 「…だれ?」 「僕は君を助けにきた。」 そう言う彼の姿は眩しいくらいに輝いていて、まるで天使のようだった。 「あたし…死んでるんじゃないの?」 「確かに君は死にかけた。 だけどまだ生きてる。後は意識を戻すだけだよ。みんな待ってる。」