ロクでもない事は、
なんとなく分かってる。
これは、
俺の秘密。
誰にも言えない。
この頃は、
生活も落ち着いてた。
ある、
夏の終わりそうな夜。
「この近くで、
祭りがあるんだって。」
洋ちゃんの一言で、
その神社に行った。
もう、
遅くて、
夜店は閉まりかけていた。
それでも、
唐揚げのパックを買って、
祭りの終焉を味わった。
人生が終わるそんな時も、
こんな感じなんだろうな。
その帰り道。
明日も仕事だけど、
居酒屋へ入った。
この面子で、
外で飲むのは、
久方ぶりだった。
「最近どうよ。」
「どうも糞もねえよ。
…最悪だ。」
「まあ、でもさ。
こうして、
外で酒飲めるなんて、
俺らもちゃんと生活できてきた証拠じゃん。」
洋ちゃんの一言に、
胸がえぐられる。
ははは…。
ちゃんと生活ね。
できてるんかな?
未だに、
その日暮らしの生活で、
安定も安住もない。
はっきり言って、
疲れたわ。
何のためにこの苦労してるのか、
さっぱりわからねえ。
自由ってものに憧れてたんだ。
何のしがらみもない自由。
社会を斜に見て、
こんな社会なんて、
思ってた。
俺は特別なんだって、
思いたかった。
まぁ、
そんな俺は、
その他大勢の内の一人だと、
気づいたんだけれど。
結局は、
斜に見ていた社会とやらに、
振り回され続けてるんだけど。
結局、
何してるんだか…。

