執行猶予3年



あぁ、
眠い。
これ終わったら、
今日の日給1万5千円。
すでに夜10時。
朝、5時起きで、
今はパチンコ屋に居る。

コーヒーサービスの仕事は、
金髪駄目だからカツラ。
暑い。


明日行きたくねえな…。





「今日は、
俺とペアだから。」

今日のペア組は、
職長がやったらしい。
最悪なことに、
職長とマンションの部屋周り。
まぁ、
まだ、エアコンとか、
内装のいろんな業者入ってるから、
大丈夫だろう。


「適当に座ってて。
俺やるから休んでていいよ。」

って、
職長一人で仕事してる。
俺は暇でいいんだけど、
周りの目もあるんで、
少しは仕事してた。

午前中終わって、
コーヒーサービスからメール。
今日担当の子が、
熱出して休んだので、
代わりに出て欲しいとのこと。
俺には願ったりのメール。

やった。
周りを見ると、
業者が少なくなってる。
俺ら作業遅れてんだな。
手伝おうとして、
職長の傍に行くと。

「やんなくていいから。」

と、跳ね返された。
俺はしぶしぶ、
関係ない所を掃除した。

そして次の部屋。
俺の悪い予感は的中した。