執行猶予3年



仕事を辞めるまでの一か月。
まずは部屋探し。
此処は寮だから、
辞めたら出ていかなきゃならん。

行く場所は決まってた。
北区だ。

寮を出ていくリミットまであと数日。
そんな今日は、
洋ちゃん家に泊まりがけで、
部屋探し。

安いところ。
今月分の給料と、
10万円くらいボーナスが出る。
その範囲で引っ越さなければ。

決まったのが、
駅から5分。
3階建てのアパート。

見た目やばい。
めっちゃ古い。
築数10年の木造。

まぁ、いいや。
住めれば。

引っ越しの段取りを決めて、
洋ちゃん宅へ。


「洋ちゃんは?」

「今日、仕事だよ。
もう少ししたら帰ってくんじゃない?」

機嫌のいい鶴がいた。


「鶴は仕事決まったの?」

「ま~だ。」


こいつは、いいよな。
少し思ってしまった。
まぁ、
いいや。

俺の柄じゃないし。



「おぉ!松永!」

「おせぇよ。
早くのむべよ。」


そのまま、
遅くまで飲んで寝た。

翌日は昼ごろ荷造りの為に、
家に帰った。