「別に、
いいけど。」
「…、
どうやった?
実家は?」
俺は、
頭が整理できなくて、
別の話題を振って、
頭を整理しようかと思った。
「マヤちゃんにあった。」
マヤちゃんは、
鶴とこよなく仲がいい。
俺とは、
看護学校時代の同級。
「あと、
浮気した。」
「…・・はっ?」
「セックスした。
前に帰ったとき。」
「ちゅうと、
何か?あれや。
…同じ人間とか?」
「うん。」
「二回も。
お前それやったら、
洋ちゃんの事言えへんやろ?」
「あたしは、
洋ちゃんに戻った。
前は、
関係ぎくしゃくして、
いいかなって思って、
こんかいも、
流れでそうなったけど、
やっぱり洋ちゃんがいいて、
戻ってきた。」
「…・・・。
お前は、
他の男と寝たんだ。
洋ちゃんは、
女と酒飲んだ。
お前、
洋ちゃんだけ責められんで。
許すべきやで。」
逆や。
洋ちゃんは許すか?
「洋ちゃんには、
携帯見たこと黙ってて。」
「あぁ・・・。」
言えるか馬鹿たれ。
この馬鹿っぷる。
だいたい俺は、
何があっても鶴の味方して来たけど。
鶴が悪かろうと、
今回は、
見方できひん。

