僅かな時間。 お互いの腹の探り合い。 悪いが、 口じゃ負けない。 きっと。 でも、 鶴には使った事がない。 何処まで知ってる? なんでばれた? 洋ちゃんが言った? んな訳ない。 地雷どころか、 原爆を投下するようなもんだ。 じゃあ、 なんで。 愛梨ちゃんが鶴と。 一番あり得ない。 俺の頭の、 ピエロ的な悪知恵の部分が、 フル稼働していた。 女の第六感。 こいつは鋭いけど、 そんな確信をつくわけがない。 あれから鶴に会うのは初めて。 俺じゃない。 じゃぁ何だ。 「あたし知ってるよ。」