何でかは、
知らんけれども、
俺はこの頃、
信じられんくらいネガティブだった。
もともとネガティブなんだけれども、
電気消して、
蹲って、
暗い音楽をかけながら、
PC打ちするのが、
日課のようになっていた。

おかげで、
今じゃ家のカーテンは、
全て遮光カーテン。

日光は嫌いなんです。
このくらいからか、
俺は夜光虫と呼ばれるようになった。
夜勤でも、
12時超えてから、
元気になるからだ。

12時超えると、
みんな寝静まってしまう。
いかに東京と言っても、此処は静かなところ。

夜も深くなれば、
静まり返る。
そうすると一人、
考える。


俺は、
何を目指して此処にいるのだろう。
なんにも分からなかった。
ただ毎日、
日々が過ぎるのを、
指折り数えて、
死に向かっていくだけの人生。


其れが楽しいのか。
否か。
途方もない。


いわば。
何もない。


其れが俺だったりして。

でも、
もう少しで。
俺たちにとって楽しく、
ムカつき、
憎み、
騙し合い、
虚しいくも、
悲しい、
半年間がやってくる。

人の関係と言うものは、
泡沫のように、
生まれ、
流れていく。
時間は、
全てを攫って行く。

大切なもの全て。
関係も。

無邪気な関係は、
いつしか変わってしまう。
皆そう言う。
実際そうだけど。

俺は言おうか。

そんな関係は、
いらねえ。

汗臭いのとか、
熱いのが嫌われるご時世。
おう。
いっとけや。
馬鹿見せるぜ。

次のページから話す言葉は、
愛して病まねえ、
貴様らへ。
敬愛と、
ほんの少しの戒めと、
俺の懺悔をこめて。