1時間ほど眠っていた
まだ 優は眠っていた
隣りを見ると 虎次郎がとても穏やかな顔でアタシの顔を見ていた
「優希が欲しい」
初めて虎次郎が言った言葉だった
kissは何度もしたが そこから先を望む事はしなかったのだ
だけど アタシは何も言わなかった
「優希が欲しい」
そう言う虎次郎の上にアタシは乗った
自然と虎次郎の手がアタシの手を握る
アタシはkissをする
頬や首筋 胸にとkissをした
虎次郎は 少し荒い息遣いをした
お互いに服を一枚ずつ脱ぎ合い 確かめるように愛撫した
虎次郎の下半身を触るが あまり硬くはならない
アタシは あまり硬くならない虎次郎を太腿にはさみこんだ
何度か上下に揺らす
虎次郎の息遣いは もっと荒くなった
「ありがとう
愛してる」
そう小さな声で囁くと 虎次郎は呼吸をしなくなった
アタシはkissをした 何度も 何度も
虎次郎の上に寄り掛かって アタシは眠りについた
いっそう このままアタシも連れて行って…と



