「私は・・・優実のいじめには反対です・・・ていうか、私も・・・優実にいじめられてたんですよ。」






遥己は、そっとメガネを外して涙を拭う。





「ごめんなさい・・・いいですか?貴女を助けてあげたいんです!力になりたいんです・・・今までいじめて来て卑怯かもしれませんけど・・・」




「・・・・・・ん」





美華は、顔を輝かせた。





「ううん!ありがとうございます!とても・・・嬉しいです。」





遥己は、満足したような笑顔で言った。





「とにかく・・・これからよろしくね。美華ちゃん」





「うんっ!よろしくね。遥己ちゃん」