友のしるし。

昇降口で起きたあれは何だった?




て、言うぐらい美華は全てを忘れようとした。




「ばーか」




「学校来なくても平気だよ?」




時々、美華の席の前を通った女子はそれだけ言って通り去っていく。




耳を押さえても、聞こえる。




笑い声だとか。




嫌な記憶と言葉とか。