友のしるし。

笑い声が、廊下に響く。




梓の見たことない顔。




聞いたことのない話。





「じゃーね!負け犬。」




それだけ言って、優実と梓は教室へ帰った。




大粒の雨が校舎の中なのに、振ってきた。





「ああ・・・・ははっ」





雨を、止めようとしたけど止まらなかった。




笑うしかなかった。