友のしるし。

「おはよう。美華。」





いつもの、可愛い声じゃなく冷めた悲しい声だった。




「え?どうしたの?梓。え・・・ぇ?」




梓は、無表情のまましゃべりだした。





「私ね。昔から・・・美華の事嫌いだったんだ。気づかなかったの?はは。そりゃそーだよね。」





梓が、前に出てきて座り込んだ私の顔をグイッと近づけた。





「ははは!!!かわいそうだね!美華は!皆から嫌われてたんだよ!はははは!気づかない美華が楽しくて楽しくて!!私は、もう毎日が本当に楽しかった!」






「え・・・?」