いつもなら、玄関前には梓が居た。




可愛い声で、「おはよう」と言ってくれた。




でも、ない。




「どうして・・だろう?私の事嫌いだからかな・・・」




空を仰いでみた。




空は、白い雲を青い空で包み込んでるだけだった。




「ああ。なんか・・・嫌な予感がする。」





学校まで小走りした。




だけど。




梓が、居るときより遠く感じた。