ご主人様は俺様サマ-Second-




「健…

あたし絶対離れたくない…

あんな子にあたしの劣るところはたくさんあるかもしれない。

でもね。

あの子に健は絶対渡さない。

絶対。」


あたしは強くそう言って、

健の背中に手を回した。


「いつもは素直じゃないくせに…」


「別にいいでしょ!
あたしの本当の気持ちなんだから。」


そう…


素直な気持ち。