ご主人様は俺様サマ-Second-




「でも、言うって…

フランスにいるんじゃ…」


「メルがいるから、ここにいると思う。
パーティーのことは誰もメルに言ってないんだ。
来たってコトは親父たちしかありえない。」


絶対にいるな……


あの親なら……


「とりあえず今は寝よう。
起きてからまた考える。

それでいいじゃねぇか。」


「そうだね、とりあえず寝よっか……」


おやすみ、と元気の無い笑顔を見せながら愛莉亜は言う。


俺は愛莉亜の頭を軽く叩いて自分のベッドに潜る。



愛莉亜は

俺が必ず守り通してやる────