ご主人様は俺様サマ-Second-




「何か言われたのか?」


「うん…
ここに来て健に会ったって。
本当?」


「…あぁ。」


「そうなんだ。

……健は何か、言われた?」


愛莉亜は心配そうな表情で俺を見る。


「誕生日おめでとうと親父からの宣告を聞いた。」


愛莉亜の表情は一瞬明るくなったが、すぐに曇った。

「宣告……?」


その言葉に。