ご主人様は俺様サマ-Second-




「俺に言えないコトなのか?」


すると愛莉亜は起き上がって静かに首を横に振る。


「じゃあなんで……」


俺の言葉はそこで途切れた。


愛莉亜が抱きついてきたから。


「あ…りあ…?」


俺に顔を見せないようにしているのか、俺の胸に顔を埋めている。


「どうし「今はこのままでいさせて……」


愛莉亜は涙声になりながら言う。


今はそっとしといてやるのが一番、か。