ご主人様は俺様サマ-Second-




「…そうだよ。
髪の毛くらい伸びるもん。」


俺の手の動きが止まる。


「起きてるのか?」


「まだ寝れなくてね。

それにさっき布団に潜ったばっかだし。」


愛莉亜は俺と反対側を見ながら言う。


「なんかあった?」


「別にないよ。」


嘘つくなよ。


俺だってそのくらい気付く……