ご主人様は俺様サマ-Second-




「俺だって。
愛莉亜が一番大切です。

なのにその愛莉亜を手放せと言うんですか?」


「本当にすまないと思っている。

だが…

これが約束なんだ…


家の息子と結婚させると言うのが…」


父さんは俺に深く頭を下げる。


どちらかというと愛莉亜に…


「許してくれ。

と言ってもしょうがないだろう。

だが、本当に勝手だと思う。」


その言葉には


本気の謝罪の気持ちがこもっているように感じた。