カラカラン・・・
ドサッ・・・。

「あーぁ。細川無理なんじゃない?」
「練習してんの?」
「やってらんねぇよな」

そのどよめき声と同時に目の前に広がる大きな空。
起き上がった私は乱れた髪を整える。

「細川!何やってんだ!!」
走ってくる男性に頭を下げる。
「すいません」
「まったく・・・後は自主練でいいから」
呆れてため息をつく男性は顧問の佐山。結構有名な鬼教師。

「○○!大丈夫!?」