その言葉の通り、しばらく歩き続けると森がなくなり、前にはとても大きな赤茶色のレンガでしっかりと作られた立派な外壁が見えてきた。 がっしりとした大きな門の前にカブトと鎧を身にまとった兵が二人立っている。 カブトや鎧のプラチナの鈍い光がまぶしい。 衛兵は森からいきなり現れた不審な三人組をギロリとにらみつけた。 「すみません。街へ入らせていただけませんか」