二人はわけが分からずポカーンとしているとエセルの後ろでジャリっという靴の音が聞こえた。


「危なかったな」

サスティンがニヤニヤと笑いながら言った。


サスティンの後ろで倒れている狼が見えた。


さすがはサスティンだ。


そんな感心をしたと同時に調子に乗って周りが見えなくなっていた自分に反省した。


二人はサスティンに「ありがとう」とお礼を言った。