月と太陽

少し堅くなった実を頬張りながらエセルは辺りをじっくり見てみた。


木々から漏れる光が淡い緑の葉や花を照らしていてとてもきれいだ。


地面は草が生い茂っている。


しかし、ルベリの実はどこにも見当たらない。


山を一つこえただけでこんなにも見える景色が変わるんだ。


「ルベリの実は北の地方によくできるんだ。それに草があまり生えていないところを好む」


まるでエセルの考えている事を見透かすかのようにサスティンがこちらに向き直り言った。