王族の継承に使われるもの…。
なぜこの先が記されていないのだろうか。
誰かが故意に破ったのか。いやしかしもともと古い本だ。自然と破けてしまったのかもしれない。
そしてエセルは破けたページはいつものように飛ばしてほかのページを見ているといつの間にか朝になっていたようだ。
これから向かう山から日の光が漏れる。
しかし辺りはまだ暗い。
太陽が出ているだけでほかは何も見えないのだ。
しかし、一刻も早く旅を終わらせなければいけないのだ。
エセルはそう判断すると気持ちよさそうに寝ている二人を起こした。
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