月と太陽




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このようにしてこの国の初代王は町村を増やしていったのだ。


初代国王は王になった後、ある王族のきまりを作った。


その内容というのが、王がなんらかの形で死んだ場合、王位継承者に王になる資格があるというもの。


王位継承者は一族のみがなる事を許される。


そして、王となる即位式を満月の夜に行い、あるものを身につけるという決まりだ。


それがなければ王として即位式を受ける事はできない。


つまり、それを持つという事は王になる権利が与えられるという事だ。


しかし、それはごく普通にあるものな為、それがとんでもなく大きな意味を持つ物だとはだれも思わないだろう。

ところでその身につけるものとは

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