この大陸の真ん中に白く美しい城が立っている。


城に住む者たちは礼儀正しく高貴な人ばかりで、王やその子供たちもまた優しく活発な子ばかりであった。


王たちは、国民の言う事に耳を貸し、その意見を取り入れ、国の政権に役立たせていた。


そして国は栄えた。


身分の差も関係なく自分たちの話を聞いてくれる王を悪く言う者もいなかったし、反乱などもってのほかだった。